Page 1-2 : フィードバック制御とは

戻る



【 フィードバック制御 】
タンク内の温度を制御する系を例にして、フィードバック制御系について説明する。

温度制御を行なうためには、まず、タンク内の温度を測定する必要がある。 測定した信号は温度調節計に入り、そこで目標の温度と比較される。 その結果、測定値が目標値と異なる場合、制御用の信号が調節計から発せられる。この制御信号は蒸気調節弁に入り、弁が開閉することによって蒸気流量が変化する。 この蒸気量を変動させるとタンク内の温度が変化する。 タンク内の温度が変化すれば、再び、温度を測定して制御動作を行い、 タンク内温度が目標値に一致するよう制御動作を繰り返す。

このように、制御に必要な信号および操作変数・ プロセス変数の変動が循環するようなシステムを、 フィードバック制御系という。■