Page 12-4 : ボイラーのフィードフォワード制御

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【 ボイラーのフィードフォワード制御 】
通常、タンク(バッファータンク)の液位制御では、流入液量変化あるいは流出液量の変動を抑えるために液位の変動を許容する制御方式が取られる。しかし、ボイラーの液面制御では、液位の厳密な制御が 求めらる。

給水量を加減するカスケード制御の例を、先に [page 12-1] に示した。外乱に対するより厳密な制御には、フィードフォワード制御が有効である。 外乱としてボイラーから取り出す蒸気流量の変動がある場合、この流量を検出し、給水量を加減するフィードフォワード制御の例を左図に示す。このフィードフォワード制御経路は、先のカスケード制御系に加算されている。■