Page 12 : シーケンス制御

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【 シーケンス制御 】
JIS(日本工業規格)では「あらかじめ定められた順序に従って,制御の各段階を逐次進めていく制御」と定義されている。

シーケンス制御の概念およびシーケンス図を左に示する。

シーケンス制御は一般に時限制御,順序制御,条件制御の三つに分類される。時限制御は時間制御ともいわれ,時間によって一連の制御が進められる制御をいう。順序制御は工程歩進制御ともいわれ,各工程を順序に沿って進める制御である。条件制御ではセンサなど入力信号の組み合わせについて,あらかじめ定めた条件に従って制御する。

シーケンス制御を構成する部品の接続関係を表した図をシーケンス図という。上下,または左右に2本の電源ラインを引き,この間にリレー,モータ,主動操作スイッチなどを記号で書き込む。上下に電源ラインを引いたものを縦書きシーケンス図,左右に電源ラインを引いたものを横書きシーケンス図という。上下または左右に引いた電源ラインを制御母線といい,単相交流はR,Tで,直流はP,Nの記号を付ける。機器を表す図記号は操作が加えられていない状態を書く。図記号には文字記号を添える。■
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/ WORD/20060524/117411/ & http://www.saginomiya.co.jp/products/ jidou/jidou.html から引用