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【 開路流量計 】
開水路流量計は、自由水面をもつ非満水状態で流れる水路の流量測定用である。代表的な開水路流量計として、せき式、フリューム式、流速・水位演算式がある。
せき式流量計は、開水路など上方が空間の水路にせき板をもうけ、せきを越えて流れる流量と、せき上流側の水位とには一定の関係があるので、この水位を測って流量を求めるものである。三角形の切欠きをもつ三角せき、四角の切欠きをもつ四角せき、矩形水路一杯におかれた全幅せき等がある。三角せきは小流量に、四角せきは中流量に、全幅せきは大流量に適用されている。せき上流側の水位は、一般にフロート式あるいは超音波式レベル計で測られ流量信号に変換される。
フリューム式流量計は、水路の幅を狭め底を浅くしたフリュームを使用し、フリュームを流れる流量とフリュームスロート部の水位には一定の関係があるので、この水位を測定して流量を求めるものである。
流速・水位演算式流量計は、流れの代表流速と水位を測定し、演算により水路の流量を求める。特徴として水路の変更を必要とせず。圧力損失もないため。安価に大流量の測定ができる。
開水路流量計は主として、工場排水、農業用水、河川水などの流量測定に用いられる。この他に管路が満水状態でなくても流量測定できる [非満水用電磁流量計] がある。■
http://www.mandc.org/MandC/include/
html/tech/1030310.htm から一部引用