Page 6-4 : 差圧式液面計

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【 差圧式液面計 】
液中に少量の空気をパージすると、その背圧はパージ管先端の液体の圧力に等しくなる。この圧を差圧伝送器に加えて液位を測定する方法を気泡式液面計(エアパージ式液面計)という。(左図:上)この方式では、腐食性がある液体であっても通常の差圧式伝送器が使用できる。

容器内の液体に固形物が含まれる場合や、液体の腐食性が強い場合、容器内の液体を差圧伝送器内に導入することは好ましくない。その場合、ダイアフラム式差圧伝送器を使用することが多い。(左図:下)この方式では、キャピラリーチューブ内の封入液の密度の影響が避けられない。温度によって密度が変わるので、高精度の測定には温度補正が必要となる。■