Page 6 : 超音波式レベル計
【 超音波式レベル計 】
非接触式のレベル計の代表が超音波レベル計である。数10kHz の超音波のパルスを定期的に発射し、測定対象物から反射されて帰ってきたパルスを検出し、その間の時間を計測する。この時間と超音波の伝播速度より、超音波の送受信機から測定面までの距離が求まる。超音波レベル計は、左図のように分類される。
超音波レベル計には、
1.センサが測定対象物に接触しないので、腐食性液体や粉粒体のレベル、速い流れの水路や深い井戸の水位などの測定ができる
2.超音波の通るパスの途中に速い気体の流れがあると、動作が不安定となる
3.真空中の測定は不可能である
4.高温・高圧の環境下では通常使用が困難である
といった制約がある。■