Page 8-8 : 流量特性

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【 流量特性 】
調節弁を流れる流量は、弁前後の差圧と弁開度によって決まる。 差圧を一定にした場合の弁開度と流量との関係を調節弁の(固有)流量特性と言う。

左図のように、弁開度にに比例して 流量が変化するものをリニア弁という。半対数グラフ上で、弁開度 と流量比が直線となるものをイコールパーセント弁という。すなわち、 弁開度の変化に対する流量の変化率が一定のものをリニア弁と言い、この変化率が流量に比例するものをイコールパーセント弁という。

これらの弁がプロセスの中で使用されたときの流量特性を実効流量特性という。この特性は、プロセスの全圧損に対する調節弁による圧損の割合によって変化する。この実効特性において、弁開度に比例して流量が変化するような調節弁を選択し、使い分ける。■