グルコースからフルクトースへの異性化反応

1.水酸化物イオンがアノマー位のヒドロキシ基の水素を引き抜く。

2.ヒドロキシ基の酸素と水素との結合に使われていた電子対が、酸素とアノマー位の炭素との結合に置き換わる。

3.アノマー位の炭素の価数が過剰なので、一つの結合を環内酸素に与える。

4.5位の酸素が水素イオンと共有結合して完成。

5.水酸化物イオンがα位の水素を引き抜く。

6.α位の水素と炭素の結合がカルボニル炭素とα位の炭素との結合に変わる。

7.カルボニル炭素とカルボニル酸素との結合のうち一つがカルボニル酸素と水素の結合に変わる。1,2-エンジオールが生成する。

8.塩基により2位のヒドロキシ基の水素が引き抜かれる。

9.2位がケトンになる。

10.1位と2位の炭素-炭素のπ結合が水素との結合に変わる。

11.フルクトースになった。