植物バイオマス分解酵素複合体の機能解析
- 植物バイオマス分解酵素複合体(セルロソーム)とは、多種多様な糖質分解酵素が骨格タンパク質に結合した酵素複合体です。様々な基質特異性と分解様式を持つ酵素が骨格上に集積・近接化(複合体化)することで、バイオマス分解に対して相乗効果を発揮します。当研究室では、無細胞タンパク質合成系を用いて、骨格タンパク質と数十種類の糖質分解酵素の多検体合成を行い、様々な酵素組成・骨格構造のセルロソームを試験管内再構成することで、巨大な酵素複合体を形成した際の、植物バイオマス分解活性に対する相乗効果を解析しています。