植物バイオマス分解酵素複合体(セルロソーム)の機能解析

  •  植物バイオマス分解酵素複合体(セルロソーム)とは、植物バイオマスを分解する嫌気性細菌が産生する、多種多様な糖質分解酵素が骨格タンパク質に結合した酵素複合体です。様々な基質特異性と分解様式を持つ酵素が骨格上に集積・近接化(複合体化)することで、植物バイオマスの分解に対して強い相乗効果を発揮します。当研究室では、無細胞タンパク質合成系を用いて、骨格タンパク質と40種類の糖質分解酵素の多検体合成を行い、様々な酵素組成の複合体を試験管内で再構成することで、酵素間で発生する相乗効果ネットワークの解析を行っています。
  • 図.植物バイオマス分解酵素複合体の機能解析