- 図．部位特異的ゲノム遺伝子導入
部位特異的ゲノム遺伝子導入法の開発
- 部位特異的組換え酵素（インテグラーゼ）とは、細菌に感染するウイルス（バクテリオファージ）がコードしている遺伝子組換え酵素です。ファージゲノムと宿主細菌ゲノムに存在するインテグラーゼの認識配列間でのみ遺伝子組換え反応を触媒し、ファージゲノムの宿主細菌ゲノムへの組み込み（溶原化）を行います。当研究室では、バクテリオファージのインテグラーゼを用いて、複数の遺伝子から構成される有用物質の生合成経路遺伝子群を、微生物ゲノムの特定部位に、部位特異的に導入（Site-Specific Gene Integration）する手法の研究を行っています。
