DDSとはDrug Delivery Systemの略で、既存の薬物に加工や修飾を施すことでその治療効果を向上させる技術のことです。例えば、投与された薬物は通常体内の病変部位以外にも拡散してしまい副作用が誘導されます。しかし、このDDS技術を使うと薬を体内の病変部位に集中して届けることができるため副作用を軽減することが可能になります。また、薬物を投与すると短時間に体内から消失してしまいますが、DDS製剤とすることで一度投与しただけで薬の効果を数か月持続させることもでき入院や通院頻度の抑制が可能になります。